iPad Proを買い替えた話

自分は長いこと18年に発売したiPad Pro(12.9インチ)を使用しており、
ガチでいつ壊れてもおかしくない状況だったのですが、

先月、ついに仕事で使ってるiPad Proを買い替えました!

なんと現金一括ニコニコ払いです!
すごい!これはとんでもなくすごい出来事です…!

どれくらいすごいことか語っていきます…!

最新のiPad Pro一式を一括購入できたことがどれくらいすごいことかーーー
それを語るためには、初代iPad Proを購入した日について語る必要があります。
といっても長々語る元気がないので一旦箇条書きで書きます。

・時代は10年代末。当時の自分は本当に金が無かった。
・早朝の清掃バイトをしながら、治験などもやってなんとか生きていた。
・創作活動も並行していたが中途半端なフリーター状態
・服もとりあえず着れるものを着ていただけで、とても見窄らしい状態だった。
・新宿Apple Storeに入ったとき、自分は周りから浮いている気がした。
・世間と距離を置いていたし、同時に卑屈な気持ちもあった。
・大して歳の変わらないApple Storeの店員にもうっすら舐められていた気がする。
・Apple Store全体に漂う陽な雰囲気、浮かれた雰囲気に自分はやられていた。

・自分は買う必要のあるモデルを手書きのメモ帳にメモしていた。
・それを見ながら店員と話していた。
・自分がメモ帳を見ながら「いま見てるApple Pencilは最新のものですか?」と聞いた。
・店員が「…ッフw…もちろん最新ですよ!」と鼻で笑われた気がした。
・その時点で自分はかなり嫌な気持ちになった。
・何か新たにメモする必要が発生する。(理由は忘れた)
・自分はペンを忘れてきてしまった。(こういうときに限って)
・若い男の店員に「ペンを貸してもらえますか?」と聞いた。
・「・・・返して下さいよ?w(ニヤァ」と対応された。
・再び嫌な気持ちになる。
・実際彼が笑っていたか分からないが、当時の自分にはそう映った。
・高級デバイスが並んでる中、紙のメモ帳を使ってるのも、なんか惨めだった。

・買うものは決まったが、自分はローンを組んで買う必要があった。
・たしか総額20万くらいだった。
・それの対応にめちゃくちゃ時間がかかった。
・とにかくひたすら待たされた。
・昼過ぎに来たはずが、いつのまにか夜になっていた。
・フリーターの自分がローンを組むには保証人が必要らしく、自分は友達を頼ろうとした。
・その友達は近くに勤めていたので、早引きしてもらってApple Storeまで来てもらった。
・当時はその友達に生活の色々な面を頼っていた。
・また頼ってしまったなと申し訳ない気持ちになった。

・その時の自分は実家を飛び出して、遠い場所に住んでいた。
・両親や家族と不仲というか録に連絡をとっていなかった。
・人生に対し色々思うところがあり、なんにせよ自分の我儘で家族から距離をとっていた。
・Apple Storeで散々話した結果、どうやら友人関係だとローンの保証人にはなれないと言われた。
・自分は父親に、すんごい久々に連絡をとった。
・父親から電話をくれた。
・ローンの保証人になってやると言われた。
・自分は勝手に家を飛び出して、勝手に生きているつもりだったのに、結局父を頼ることになった。
・しかも自分のやりたい領域のできごとで、
・とてもとても惨めな気持ちになった
・とんでもない時間がかかって、閉店間際にやっと自分はiPad Pro一式を購入できた。
・購入といってもローンなので自分のものではなかった。(20回払いとかにした)

・自分は必要なものを買うために、薄らバカにされ、友達に迷惑をかけて、両親にも心配されて‥
・なんかもう、なんなんだろうかと…そういう気持ちになった。
・金が無いのは本当に嫌だなと思った。
・この日は本当に惨めな気持ちだった。
・夜の新宿Apple Storeを見ると、当時の、地に足ついていない不安定な自分が蘇る。

ーーーーーーーーーー

…とまぁこれぐらい嫌な出来事があったんです。
側から見れば全然大したことないのかもしれませんが、
自分としては自分の弱い部分がここぞとばかりにえぐられ、強調されたような気がしており、
とにかく心身共に疲弊したのでした。
(自分はこういう出来事をずっと忘れられない性質がある)

そしてですね、
先月、いろんな偶然と自分の努力、積み重ねてきたものがだんだんと形になって、
ついに30万近くを貯金することに成功したんです。
(自分はいろんな理由で貯金が難しい状況にいるのに)

はっきり言ってこれはまじですごいことです。

あの自分が、10年代末、今日は100円の菓子パンを買うか、駄菓子を複数買うか、いい歳して100円玉を数枚握りしめて真剣に悩んでいた自分が‥

30万・・・??すごすぎる…

本当にすごいことです…

自分も大人になったなぁと思います。

実家との関係も改善したし、
フリーランスとしても何とか食べていけるようになったし、
税金のことも少しずつ分かるようになった。

とにかくこの6年間、社会の荒波に揉まれながら必死に生きてきたからこそだなと…

ーーーーーーー

自分は、あの時来てくれた友達をまた呼んで、一緒に新宿のApple Storeに行きました。

店員に「こちらどういう用途でお使いになりますか?」と聞かれた。
「自分は絵を描く仕事をしていて、今日ついにiPad Proを一括で買えるんです!!!」

堂々と言ってやりましたよ。何回も言ったと思います。

友達もなんだか嬉しそうでした。
テンション上がってちょっと奮発して上位のストレージモデルを買ったりなどしました。

同世代の方から見れば、大した話ではないのかもしれません。
でも自分にとっては、本当に本当に大きな出来事でした。

ーーーーーーー

なんだかこの日記を書いていてちょっと涙が出てきます。

『新世紀エヴァンゲリオン』(1995〜1996年/監督:庵野秀明)

自分は色々な人に支えられてここまできたわけですが、
でも何より、自分が頑張ったからだなと。

今いる友達、慕ってくれる会社の人たち、あと家族など。
みんな大切にせねばと思いますね。
もう少し稼いで、周りの人たちに還元できるようになりたいと思います。

ありがとう、初代iPad。

2代目iPad、これからよろしく頼む!

3代目iPadはどんな気持ちで迎えるのだろうか。
楽しみだ。

『新世紀エヴァンゲリオン』(1995〜1996年/監督:庵野秀明)